大成火災破綻前史
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- 吉澤 卓哉
- 小樽商科大学大学院
書誌事項
- タイトル別名
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- Were There Any Chances for Taisei Fire and Marine to Get Out of The Way to Corporate Reorganization?
- 大成火災破綻前史 : 破綻への途から外れる機会はなかったのか
- タイセイ カサイ ハタン ゼンシ : ハタン エ ノ ミチ カラ ハズレル キカイ ワ ナカッタ ノ カ
- -破綻への途から外れる機会はなかったのか-
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説明
大成火災破綻(2001年)の原因は,ある再保険プールを介した海外再保険取引にあると言われている。この海外再保険取引は永年に亘るものであるが,大成火災が原告となった米国税務訴訟の判決(1995年)で当時の当該海外再保険取引の実態を窺うことができる。他方,破綻時の取引実態は,大成火災役員や当該再保険プールのマネジング・エージェントの関係者に対する損害賠償請求訴訟や仲裁の資料から窺うことができる。本稿は,両取引実態を分析したうえで比較することによって,米国税務訴訟判決時点において,既に大成火災破綻へと繋がる取引実態となっていたこと,したがって当該時点で破綻への途から外れることができた可能性があることを明らかにするものである。
収録刊行物
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- 保険学雑誌
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保険学雑誌 2014 (627), 627_1-627_30, 2014
日本保険学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680139368448
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- NII論文ID
- 130005097275
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- NII書誌ID
- AN00228119
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- ISSN
- 21855064
- 03872939
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- HANDLE
- 10252/5418
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- NDL書誌ID
- 026000556
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- journal article
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- NDLサーチ
- Crossref
- CiNii Articles
- OpenAIRE
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可