Possibility of "Expression" Activities on Japanese Language Instruction : Focusing on the Construction of a Theory of "Kyara" (Personality)

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  • 国語科教育における表現活動の可能性 : 「キャラ」の理論の構築に向けて
  • コクゴカ キョウイク ニ オケル ヒョウゲン カツドウ ノ カノウセイ キャラ ノ リロン ノ コウチク ニ ムケテ

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Abstract

テキストの概要把握には,トピックセンテンスや談話標識への着目が有効であると指摘されている.この読み方は高校生の場合,どの程度の汎用性があるのであろうか.本研究は,テキスト構造を階層構造と談話標識から捉え,それらの英語読解度への影響を実証的に探り,読解指導の基礎的知見を得ようとするものである.実験では,階層構造と談話標識の有無の組み合わせにより4種類のテキストが使用された.デ-タ分析の結果,(1)階層構造が単独で英語読解度に及ぼす影響は,読解度が平均より上の群において顕著に見られたこと,(2)談話標識が単独で英語読解度に及ぼす影響は,すべての読解度群に見られなかったこと,(3)読解度が最上位の群及び平均よりやや下の群において,階層構造と談話標識の組み合わせにより英語読解度は影響を受けること,が明らかになった.結論として,読解指導においては,階層構造や談話標識は慎重に扱われるべきであることが指摘された.

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