書誌事項
- タイトル別名
-
- Student Practical Work in Chemistry Classes in Secondary Schools for Boys during the Taisho Era : with a local historical approach
- タイショウキ ノ チュウガッコウ カガク セイト ジッケン ニ カンスル チイキ ジッタイシ ケンキュウ
この論文をさがす
説明
本研究では,大正期の中学校化学生徒実験に関して,地域実態史アプローチを用い,中央政府の施策が地方にどのように伝播し,具体化されたのかを解明することを目的とした。その結果,次のことが明らかとなった。(1)中央政府の施策は,学校長や地方長官等の熱意の程度,各府県の財政事情などにより,認識のされ方が異なっており,地域間の格差は大きかった。(2)実験設備拡充のための資金は,国庫からの補助金,多額の地方費,授業料の引き上げ,などによって支えられていた。(3)教師・設備・制度の問題の存在により生徒実験が形骸化していき,十分な改善はなされなかったが,生徒実験の全国的開始という点において評価できる。
収録刊行物
-
- 日本教科教育学会誌
-
日本教科教育学会誌 26 (3), 11-22, 2003-12-30
日本教科教育学会
- Tweet
キーワード
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390282680139690240
-
- NII論文ID
- 110008094492
-
- NII書誌ID
- AN00247430
-
- ISSN
- 24241784
- 02880334
-
- NDL書誌ID
- 6846682
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可