理科学習に於ける「やる気」要因の解明
書誌事項
- タイトル別名
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- A Factorial Analysis of Students' Motivation in a Science Class
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説明
本研究は,理科学習に於ける生徒の「やる気」の要因を同定しようとする基礎的研究である。そこで,まず「やる気」に影響を及ぼすであろう項目を抽出し,理科における「やる気」に関する調査票:QMSCを開発した。調査は,昭和63年11月,兵庫教育大学附属中学校3年生126名(男子74名,女子52名)を対象として行われた。調査票の信頼度係数は0.85であった。分析の結果,本調査票の43項目中の31のものが,「やる気」に彫響を及ぼしていることが認められた。そこで,この項目をさらに因子分析にかけたところ5つの因子が抽出された。第I因子は「科学的興味」,第II因子は「科学的活動」,第II因子は「数学的作業」,第IV因子は「測定的作業」,第V因子は「内容不消化」の因子と解釈することができた。この内,第I,II因子はプラス側に,第III,IV因子はマイナス側に働くことが明らかになった。
収録刊行物
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- 日本教科教育学会誌
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日本教科教育学会誌 14 (2), 55-61, 1990-01-10
日本教科教育学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680139982720
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- NII論文ID
- 110008094137
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- ISSN
- 24241784
- 02880334
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可