ESD(持続発展教育)を視点とした家庭科教育内容開発研究(I) : 小学校家庭科における布の熱移動特性に関する実験の開発

書誌事項

タイトル別名
  • Development of the Home Economics Curriculum Based on the ESD (I) : Development of the experiment concerning heat transfer characteristics of a variety of fabrics for the elementary school Home Economics Class
  • ESD(持続発展教育)を視点とした家庭科教育内容開発研究(1)小学校家庭科における布の熱移動特性に関する実験の開発
  • ESD(ジゾク ハッテン キョウイク)オ シテン ト シタ カテイカ キョウイク ナイヨウ カイハツ ケンキュウ(1)ショウガッコウ カテイカ ニ オケル ヌノ ノ ネツ イドウ トクセイ ニ カンスル ジッケン ノ カイハツ

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抄録

本研究では,教科のねらい・原理から,家庭科におけるESDを検討し,その基盤には「自己と環境との関係性において生活を営む上で生じた問題に対し,家政学の研究分野で解明された法則・理論に基づき,より科学的な意思決定を行うこと」が存在していることが明らかになった。この観点から,小学校学習指導要領(平成20年版)で規定された家庭科衣生活学習を分析した結果,「日常着の快適な着方」に問題が発見されたため,その法則・理論を科学的な方法で獲得できる実験を,被服科学の方法論に学び開発した。「あたたかい着方・すずしい着方」の原則や理論からみて欠落している被服の色相に関する内容を補う目的で,色相による熱吸収性の相違を布地レベルの実験で明らかにした。開発した実験は,布の熱吸収性の相違を明らかにすることができ,被服の色相が重要な要素であるとの結論を見出すことができる。

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