「naturalized(帰化させる)」概念から見たT. D. ウッドの体育論の新たな側面に関する研究 : 『新体育(1927)』を中心に

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  • A New Aspect of T. D. Wood's Ideas on Physical Education in terms of "naturalized" through focusing on "The New Physical Education" of 1927
  • naturalized キカ サセル ガイネン カラ ミタ T D ウッド ノ タイイクロン ノ アラタ ナ ソクメン ニ カンスル ケンキュウ シン タイイク 1927 オ チュウシン ニ

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抄録

20世紀初頭,アメリカは南欧や東欧等の新移民の「アメリカ化(Americanization)」が社会的問題となっているときに,ウッドは『新体育(The New Physical Education, 1927)』を「a naturalized program」と命名した。「naturalized」概念の第一義的意味「帰化させる」の視点で『新体育』を検討すると,ウッドは本書において,スポーツの教材としての教育的価値の社会的認知とレクリエーション習慣の形成だけでなく,新移民が旧移民のスポーツ文化を楽しく,合理的に習得し,アメリカ的生活様式や行動規範に適応できるようにすることを目指したことが新たに見出された。

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