児童の実態調査の一方法としての「自己意識」の信頼性に関する研究(1) : 小学生における走り高とびを例にして,意識と行動の整合性,非整合性という観点から

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書誌事項

タイトル別名
  • A Study of Reliability on "Self-Awareness" which is one way to check up about Child Realities (I)

抄録

授業を進めていくうえで,子ども達が,どのような心的状態であるのかを的確にとらえることは,教師にとって大切なことである。ところで,子ども自身の言葉によって言い表わされた意識状態は,授業者にとって,一体どこまで信頼できうるものだろうか。今回は,目標がはっきりしており,しかも成功-失敗が明瞭に区別できる走り高とびを例にして検討してみた。その際,研究の視点として,認知心理学の「メタ認知」という観点から考察してみた。そしてその結果,子どもの自己意識は,充分に信頼できうるものだという結果が得られた。またその自己意識(メタ認知)は,いま直面している課題解決に有効な情報を与えてくれる経験(メタ経験)に,大きく依存していることがわかった。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680141146752
  • NII論文ID
    110008093963
  • DOI
    10.18993/jcrdajp.8.2_87
  • ISSN
    24241784
    02880334
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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