教員の情報モラルの指導に関する意識 : 指導経験の有無による比較・分析を中心に

書誌事項

タイトル別名
  • Teachers' Awareness of Teaching Internet Ethics : A Comparative Analysis between Teachers who include Internet Ethics and those who do not
  • キョウイン ノ ジョウホウ モラル ノ シドウ ニ カンスル イシキ シドウ ケイケン ノ ウム ニ ヨル ヒカク ブンセキ オ チュウシン ニ

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説明

本研究は,2008年に告示された小中学校学習指導要領下での情報モラルのカリキュラムやその指導体制について検討する目的で,教員に対して情報モラルの指導に関する意識調査を行った.調査内容は,情報モラルの各指導内容に対する指導の必要性,指導の容易さ,適切な指導の時期についてである.調査結果は,教員の過去1年以内における情報モラルの指導経験の有無で区分し,比較分析をした.その結果,教員は指導経験に関わらず,設定した全ての情報モラルの指導内容で指導の必要性があると考えていることがわかり,指導内容ごとに適切な指導の時期を吟味・検討していると推察された.また,指導の必要性と指導の容易さの相関の結果から,指導経験のない教員は,指導経験のある教員と比較して,「個人情報」,「ネットワーク上のエチケット」,「ネットワーク犯罪」の指導内容では,指導の必要性の認識が指導方法や方針に結びついていない実状が考えられた.

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