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- 樋口 耕一
- 大阪大学
書誌事項
- タイトル別名
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- Quantitative Analysis of Textual Data :
- テキスト型データの計量的分析--2つのアプローチの峻別と統合
- テキストガタ データ ノ ケイリョウテキ ブンセキ 2ツ ノ アプローチ ノ シュンベツ ト トウゴウ
- ―2つのアプローチの峻別と統合―
- Differentiation and Coordination of Two Approaches
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説明
新聞記事や質問紙調査における自由回答など、社会調査において計量的な分析の対象となるテキスト型データには、様々なものが挙げられる。これらのテキスト型データを計量的に分析する際、従来はCorrelationalアプローチかDictionary-basedアプローチのうち、いずれかが用いられることが多かった。前者は多変量解析の応用、例えば、クラスター分析を用いて頻繁に同じ文書の中にあらわれる言葉のグループを見つけだすといった方法で、データ中の主題を探索するアプローチである。それに対して後者のアプローチでは、分析者の指定した基準にそって言葉や文書が分類され、計量的な分析が行われる。本稿ではこれらのアプローチを検討し、それぞれに一長一短を持つこれら2つを、互いに補い合う形で統合したアプローチを提案する。そして、その実現に必要なシステムを作製・公開するとともに、本アプローチ・システムを用いて自由回答データの分析を行った例を示す。その上で、従来のアプローチに対する本アプローチの有効性について若干の検討を加える。
収録刊行物
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- 理論と方法
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理論と方法 19 (1), 101-115, 2004
数理社会学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680142145280
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- NII論文ID
- 110000991711
- 20000649411
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- NII書誌ID
- AN10096921
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- ISSN
- 18816495
- 09131442
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- NDL書誌ID
- 7062821
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- journal article
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- データソース種別
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- JaLC
- NDLサーチ
- CiNii Articles
- KAKEN
- Crossref
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可