ロマンティック・ラブ・イデオロギー再考

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書誌事項

タイトル別名
  • Reconsidering the Ideology of Romantic Love:
  • ロマンティック・ラブ・イデオロギー再考 : 恋愛研究の視点から
  • ロマンティック ・ ラブ ・ イデオロギー サイコウ : レンアイ ケンキュウ ノ シテン カラ
  • Reconsidering the ideology of romantic love: From a perspective of studies on love
  • ―恋愛研究の視点から―
  • From a Perspective of Studies on Love

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説明

本稿の目的は,近代家族の理念の出発点ともいえるロマンティック・ラブ・イデオロギーが,現在どうなっているかを検討することである.ロマンティック・ラブ・イデオロギーの概要をふりかえった後,雑誌記事の分析および別れの語彙の分析から仮説を立てた.(1)ロマンティック・ラブ・イデオロギーは90年代以降に衰退し,(2)代わりに「ロマンティック・マリッジ・イデオロギー」と名付けるべきものがせり出してきている,という仮説である.量的データから,仮説(1)(2)とも検証された.またとくに,ロマンティック・マリッジ・イデオロギーは,若い女性や恋愛機会の多い人に支持されていることも分かった.ただし,ロマンティック・マリッジ・イデオロギーは,恋愛を解放しても結婚は解放しなかった.結婚へのハードルは高いものといえる.

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