葡萄糖の化合物に就て(第一報)

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タイトル別名
  • 葡萄糖と食鹽との化合物

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説明

葡萄糖〓食鹽〓の間には化合物〓して(C6H120O6)2NaCl・H2O,(C6H12O6)22NaCl・H2O,及(6CH12O6)22NaClが存在する如く記さる。この中第一の化合物(C6H12O6)2NaCl・H2Oの存在は確實にして己に1825年Calloud氏によりて研究せらる。1850年Pastcur氏は糖尿病患者の尿を蒸發してこの化合物を得た。其後Traube, Heints, Schaubs, Kobcellの諸氏によりて結晶形も研究せられてゐる。然るに第二第三の化合物は其存在が疑はしい。著者は相律的に葡萄糖食鹽及水の三成分間の化合物を研究し其結果をこゝに記す。

収録刊行物

  • 日本化學會誌

    日本化學會誌 49 (5), 247-251, 1928

    The Chemical Society of Japan

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