MDを用いたリチウム空気電池電解液の分子挙動解析

  • 植村 豪
    東京工業大学 理工学研究科 機械制御システム専攻, 〒152-8550 東京都目黒区大岡山2-12-1
  • 落合 譲司
    東京工業大学 理工学研究科 機械制御システム専攻, 〒152-8550 東京都目黒区大岡山2-12-1
  • 河村 雄行
    岡山大学 環境生命科学研究科 環境科学専攻, 〒700-8530 岡山市北区津島中3-1-1
  • 平井 秀一郎
    東京工業大学 理工学研究科 機械制御システム専攻, 〒152-8550 東京都目黒区大岡山2-12-1

書誌事項

タイトル別名
  • Molecular Analysis of Electrolyte for Lithium-Air Batteryby MD Simulations

抄録

近年急速に普及が進む電気自動車に対し,航続距離の長大化を実現できる電源として理論エネルギー密度が最も高いリチウム空気二次電池の開発が進められているが,十分な電流密度が得られておらず,電池性能の大幅な向上が求められている.そこで電池内の電流は電解質のイオンが担っていることから,水系リチウム空気電池の電解質に用いられるLiCl水溶液内のイオンの基礎的挙動について,分子動力学シミュレーションを行った.解析の結果,密度や自己拡散係数が実験値と定量的,定性的によい一致を示す結果が得られ,電解質の濃度が増加するほど水溶液中で多くのイオン対やイオンクラスターが形成されていることが分かった.

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参考文献 (4)*注記

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