商品,商品属性の二つのレイヤの初期態度に着目したeクチコミ情報の効力に関する一検討

書誌事項

タイトル別名
  • An Investigation of eWOM Information Potency from Viewpoint of Prior Attitudes toward Products and Their Attributes
  • ショウヒン ショウヒン ゾクセイ ノ フタツ ノ レイヤ ノ ショキ タイド ニ チャクモク シタ eクチコミ ジョウホウ ノ コウリョク ニ カンスル イチ ケントウ

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抄録

消費者の購買意図に影響を与える情報として,eクチコミ情報が注目されている.従来研究からは,消費者が商品に対してあらかじめもつ評価(初期態度と呼ぶ)と整合しない内容のeクチコミ情報の効力は制限されることが知られている(初期態度による制限効果と呼ぶ).本論文では,初期態度を商品へと商品属性への二つのレイヤに分けて捉え,初期態度による制限効果に関する仮説を構築し,定量調査により検証した結果について述べる.企業が提供するプレスリリースからデジタルカメラへの初期態度を形成させた後,各商品属性に関するeクチコミ情報を提示して,購買意図の変化を調べる形で調査票を設計した.大学生152名への定量調査から得られたデータを使って,消費者の「商品への初期態度」と「商品属性への初期態度」の二つの要因について2要因分散分析を行った.この結果,初期態度による制限効果に関して構築した三つの仮説が支持された.

収録刊行物

  • 知能と情報

    知能と情報 22 (6), 824-831, 2010

    日本知能情報ファジィ学会

参考文献 (3)*注記

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