SCIO SCOREを指標にしたイトラコナゾールパルス療法の有効性に関する検討

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タイトル別名
  • Evaluation of the Efficacy of Itoraconazole Pulse Therapy for Tinea Unguinum Using SCIO SCORE Index

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説明

イトラコナゾールパルス療法及びSCIO SCOREの有用性を検討した。イトラコナゾール400mg/日を1週間内服し,3週間休薬。計3サイクル行った。6ヵ月後に有効率を判定し,SCIO SCOREと有効率との相関を考察した。結果,SCIO SCOREが20点未満の群では,ほぼ100%有効であった(9/9)。20点以上の群で無効の症例が増加し,特に最大の点数である30点では約50%において無効であった(2/4)。SCIO SCOREは治療効果を予測するのに一定の有用性があると考えられた。有効率が低いと予想される場合には,治療の工夫と共に,患者への十分な説明が必要であると思われる。

収録刊行物

  • 皮膚の科学

    皮膚の科学 5 (1), 9-14, 2006

    日本皮膚科学会大阪地方会・日本皮膚科学会京滋地方会

被引用文献 (1)*注記

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