ヒトヒフバエによる皮膚ハエ症の1例

DOI
  • 貞政 裕子
    順天堂大学医学部付属練馬病院 皮膚・アレルギー科
  • 池上 望
    順天堂大学医学部付属練馬病院 皮膚・アレルギー科
  • 康井 真帆
    順天堂大学医学部付属練馬病院 皮膚・アレルギー科
  • 矢口 均
    順天堂大学医学部付属練馬病院 皮膚・アレルギー科
  • 比留間 政太郎
    順天堂大学医学部付属練馬病院 皮膚・アレルギー科
  • 鶴野 寿一
    東京都
  • 篠永 哲
    東京医科歯科大学大学院国際環境寄生虫病学分野

書誌事項

タイトル別名
  • Myiasis by <I>Dermatobia hominis</I>

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説明

69歳，女性。平成19年2月に中米のコスタリカ共和国へ旅行し，帰国後より左側腹部に小結節が出現し徐々に大きくなった。4月3日近医で粉瘤の診断のもと切開術を施行され，翌日同部からハエ幼虫が圧出された。幼虫はヒトヒフバエ(Dermatobia hominis)と同定された。中南米からの帰国者に粉瘤様の紅色結節をみた場合は本症も考慮する必要があると思われる。

収録刊行物

  • 皮膚の科学

    皮膚の科学 7 (2), 249-252, 2008

    日本皮膚科学会大阪地方会・日本皮膚科学会京滋地方会

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