アリルイソプロピルアセチル尿素とブロモバレリル尿素で同一部位に固定薬疹を生じた1例
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- 東 禹彦
- 堺市
書誌事項
- タイトル別名
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- A Case of Fixed Drug Eruption on the Same Area Due to Allylisopropylacetylurea and Bromovalerylurea
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説明
58歳,女性。イブA内服後に両眼瞼と口周囲に紅斑を生じたため受診した。ワセリンを基剤としたアリルイソプロピルアセチル尿素(1%濃度)を用いた皮疹部の塗布試験で陽性であった。アリルイソプロピルアセチル尿素を含む薬剤を服用しないように指導した。1年3ヶ月後にカフコデN他4剤を内服後に前回と同じ部位に皮疹を生じて受診した。1%ブロモバレリル尿素・ワセリンの皮疹部での塗布試験が陽性であった。アリルイソプロピルアセチル尿素とブロモバレリル尿素は類似の構造を示すので,交差反応をしたものと考えた。原因検索にワセリンを基剤とする塗布試験が有用であった。(皮膚の科学,13: 435-438, 2014)
収録刊行物
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- 皮膚の科学
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皮膚の科学 13 (6), 435-438, 2014
日本皮膚科学会大阪地方会・日本皮膚科学会京滋地方会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680165113088
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- NII論文ID
- 130005068497
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- ISSN
- 18839614
- 13471813
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可