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- タイトル別名
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- Effect of Mono Aluminum Phosphate as New Matrix Component on Cracking Performance of FCC Catalyst
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抄録
FCC(Fluid Catalytic Cracking)装置で用いられる触媒(FCC触媒)には,燃料油の需要構造変化および環境保全の観点から,高分解活性かつオクタン価の高いガソリン留分(FCCガソリン)の製造が求められている。従来技術である希土類金属の添加では分解活性の向上効果は得られるものの,水素移行反応の促進に伴いオクタン価が低下するため,求められている触媒性能を同時に満たすことは困難であった。本検討では上記課題に対応すべく,オクタン価の低下を招くことなく,ゼオライトの安定性向上を図り,新規FCC触媒原料としてリン源について検討した。その結果,第一リン酸アルミニウム(Al–P)を添加することにより,従来技術である希土類金属を添加した場合に比べ,水熱安定性が向上することでより分解活性が向上し,かつオクタン価が高いFCCガソリンが得られることを見出した。
収録刊行物
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- Journal of the Japan Petroleum Institute
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Journal of the Japan Petroleum Institute 58 (1), 40-45, 2015-01-01
公益社団法人 石油学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680167022592
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- NII論文ID
- 130004934946
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- NII書誌ID
- AA11590615
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- ISSN
- 1349273X
- 13468804
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- NDL書誌ID
- 025997248
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- 本文言語コード
- en
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可