歴青系舗装の新しい透湿試験方法

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  • New Test Method for Moisture Permeation in Bituminous Mixtures

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抄録

水分による歴青系舗装の損傷は,表面や路床から液状浸入した水が原因であると考えられてきた。しかし,滑走路等のアスファルト舗装表層は実質的に不透水であることが多い。したがって,著者らは大気中の水蒸気(湿気)がこれらの要因であると考え,この検証のために新しい透湿試験装置を開発した。透湿試験から,たとえ表層材料が実質的に不透水性であっても,典型的な夏の暑い日の気象条件においては水蒸気透過による物質移動により大気中の水分が透過し,凝縮した水分が混合物中に多量に蓄積しうることが明らかとなった。試験装置や試験条件に関してさらなる改良を加えることが必要であるものの,透湿試験は水分蓄積メカニズムの解明とブリスタリング現象等の水分に関連する損傷を評価する有効な試験方法である。<br>

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