書誌事項
- タイトル別名
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- Effect of Addition of Betaine in the Medium of In-vitro production of Bovine Blastocysts
- ウシ ノ タイガイ ジュセイハイセイサン ニ オケル バイヨウエキ エ ノ Betaine ノ テンカ コウカ
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説明
本研究は浸透圧平衡化物質のひとつであるBetaineのウシ体外受精系培地への添加効果を検討した.その結果,Betaine添加により胚盤胞発生率と胚盤胞の品質が向上し,その至適濃度は3mMであることが示された.しかしBetaineは培養期間中すべての培地に添加しなければその効果は見られなかった.またBetaineを3mM添加した培地により作出された胚盤胞を移植に供したところ,受胎率は31.8%(7/22)であった.流死産などはなく,正常産子を取得することが出来た.また,産子の平均生時体重は35.4±4.6kgであり,過大子分娩例はなかった.このことからBetaine添加による産子への悪影響は無いものと思われた.以上のことから体外受精系の培養液へのBetaine添加は胚盤胞の発生率と品質の向上に有効であることが示唆された.
収録刊行物
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- 日本畜産学会報
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日本畜産学会報 77 (4), 479-483, 2006
公益社団法人 日本畜産学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680170240256
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- NII論文ID
- 10025839270
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- NII書誌ID
- AN00195188
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- ISSN
- 18808255
- 00215309
- 1346907X
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- NDL書誌ID
- 8590030
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDLサーチ
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可