東北日本における大山倉吉テフラと山陰1 テフラの降下層準

  • 山元 孝広
    産業技術総合研究所 地質調査総合センター 活断層・火山研究部門

書誌事項

タイトル別名
  • Stratigraphic positions of the Daisen-Kurayshi and San-in 1 tehpra fallouts in NE Japan.
  • 概報 東北日本における大山倉吉テフラと山陰1テフラの降下層準
  • ガイホウ トウホク ニホン ニ オケル オオヤマ クラヨシ テフラ ト サンイン 1 テフラ ノ コウカソウ ジュン

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抄録

<p>大山倉吉テフラ(DKP)は,日本列島を広く覆う後期更新世の重要な指標テフラである.しかし,文献に記載されたDKPの降下層準は,特に東北日本と他地域とで年代的なずれがあることが指摘されていた.本研究では,東北日本南部地域でDKPに対比されていたテフラ層の火山ガラスの主成分組成を分析し,水月湖の年縞コアSG06から報告されている火山灰データとの比較を新たに行った.その結果,磐梯山周辺で沼沢水沼テフラ(Nm-MZ)の直上にあるDKPに対比されていたテフラは,山陰1テフラ(SAN1)を誤認したものであることが明らかになった.すなわち,修正されたテフラ層序は,下位からDKP,Nm-MZ,SAN1の順になる.</p>

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参考文献 (19)*注記

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