火山列島,北硫黄島火山の地質概要

書誌事項

タイトル別名
  • Outline of geology of Kita-Iwo-To Volcano in Volcano Islands, Japan
  • カザン レットウ キタイオウトウ カザン ノ チシツ ガイヨウ
  • Outline of geology of Kita-Iwo-To volcano in volcano islands

この論文をさがす

抄録

東西約2.1 km,南北約3.3 km,標高792 m を有する北硫黄島は伊豆・小笠原弧,火山(硫黄)列島最北端の火山島である.不整合関係をもとに古期火山及び新期火山に区分されるが,岩質・岩相に大きな変化はなく,いずれも玄武岩質の溶岩・火砕岩が累重する成層火山体で,山体の浸食が著しい.海食崖では,多くは厚さ2 m以内の多数の放射状岩脈が貫き,167本を数える.玄武岩はSiO2=47.3-51.2 wt.% であるが,そのほか安山岩質の岩脈(SiO2=58.6 wt.%)も認められた.化学組成上いずれもlow-Kないしmedium-K系列に属する.

収録刊行物

被引用文献 (2)*注記

もっと見る

参考文献 (4)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ