金沢城石垣(戸室石)の帯磁率 −自然石積石垣・割石積石垣・粗加工石積石垣−

  • 長 秋雄
    産業技術総合研究所 地質調査総合センター 地圏資源環境研究部門

書誌事項

タイトル別名
  • Magnetic susceptibility histogram of Tomuro-ishi used in stone walls of Kanazawa Castle – natural stone walls, divided stone walls and roughly shaped stone walls
  • 金沢城石垣(戸室石)の帯磁率 : 自然石積石垣・割石積石垣・粗加工石積石垣
  • カナザワジョウ イシガキ(トシツセキ)ノ タイジリツ : シゼン イシズミ イシガキ ・ ワリ イシズミ イシガキ ・ ソカコウ イシズミ イシガキ

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説明

金沢城1期(文禄期,1592~1596)の3石垣,2期(慶長期,1596~1615)の5石垣,3期(元和期,1615~1624)の2石垣,4期(寛永期,1624~1644)の4石垣,5期(寛文期,1661~1672)の2石垣で,石垣に使われた戸室石の帯磁率を測定し,ヒストグラムを作成した.ヒストグラムの形状は,4タイプに大別でき,金沢城の東南東約8kmにある戸室石切丁場の4地域でのヒストグラムと対比して,各期での採石域を比定した.結果は,冨田(2013a)が戸室石切丁場に残る石垣材と金沢城石垣の対比から求めた採石域の変遷と整合した.

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