ミトコンドリアDNAを用いた東南アジア在来ヤギにおける遺伝的多様性解析
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- 加藤 大樹
- 神戸大学大学院農学研究科
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- 高橋 絢子
- 神戸大学大学院農学研究科
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- 松本 大和
- 神戸大学大学院農学研究科
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- 笹崎 晋史
- 神戸大学大学院農学研究科
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- Md. Omar FARUQUE
- Bangladesh Agricultural University
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- Joseph S. MASANGKAY
- University of Philippine, Los Banos College
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- 野村 こう
- 東京農業大学農学部
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- 高橋 幸水
- 東京農業大学農学部
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- 天野 卓
- 東京農業大学農学部
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- 山本 義雄
- 広島大学大学院生物圏科学研究科
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- 並河 鷹夫
- 名古屋大学大学院生命農学研究科
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- 万年 英之
- 神戸大学大学院農学研究科
書誌事項
- タイトル別名
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- Mitochondrial genetic diversity of goat in South Eastern Asia
- ミトコンドリア DNA オ モチイタ トウナン アジア ザイライ ヤギ ニ オケル イデンテキ タヨウセイ カイセキ
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説明
バングラデシュ在来ヤギ53個体とフィリピン在来ヤギ30個体におけるmtDNA D-loop HVI領域の塩基配列を決定し,DNAデータバンクにあるアジア在来ヤギの情報を加え,A,Bハプログループの起源について考察を行った.バングラデシュとフィリピン在来ヤギではそれぞれ25および5ハプロタイプに分類され,AおよびBハプログループから構成されていた.両国の在来ヤギのBハプログループにおける塩基置換率は,それぞれ0.0009と0.0006であり,極めて低い多様性を示した.また家畜化起源を推測するため,中東からの地理的距離と塩基置換率の相関を調べた.Aハプログループにおける順位相関係数はr=-0.7200であり有意な負の相関を示した(p=0.0469).一方,Bハプログループにおいては有意な相関を得られなかった(p=0.7782).この結果は,ヤギのAハプログループの起源が中東である仮説を支持していたが,Bハプログループの起源に関しては不明確であった.
収録刊行物
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- 日本畜産学会報
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日本畜産学会報 84 (2), 149-155, 2013
公益社団法人 日本畜産学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680172662144
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- NII論文ID
- 10031177466
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- NII書誌ID
- AN00195188
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- ISSN
- 18808255
- 00215309
- 1346907X
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- NDL書誌ID
- 024758680
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- NDLサーチ
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可