LS-MS/MSを用いたキャッサバ澱粉におけるシアン配糖体、リナマリンの定量

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  • Determination of cyanogenic glycoside linamarin in cassava flour using liquid chromatography-tandem mass spectrometry

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キャッサバ粉及びキャッサバ澱粉中のシアン配糖体であるリナマリンの定量について、LC-MS/MSを用いた特異的かつ信頼性のある方法を確立した。リナマリンをアセトニトリルで抽出し、その後アミノカートリッジカラムを用いて固相法により精製した。HPLC分析はアイソクラティックで溶出し、イオン化はエレクトロスプレー法、ネガティブイオンモードで行なった。定量はMS/MS測定で行い、プレカーサーイオンm/z 246.1、プロダクトイオンm/z 161.0を用いた。標準溶液の検量線の直線性は0.001-0.1ppm(r2=0.995-0.999)であり、サンプル中の濃度では0.18-18μg/gに相当する。キャッサバ粉における平均回収率は、約92-100%であった。キャッサバ粉及びタピオカ製品中における検出限界はそれぞれ0.75μg/gおよび0.84μg/gであった。

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参考文献 (12)*注記

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