トマト含有加工食品のトマトDNAの断片化及びトマトDNA検出用PCR断片長の評価

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  • Evaluation of tomato DNA fragmentation and PCR amplicon size for detection of tomato DNA in processed products

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抄録

増幅断片長が異なるプライマー対を用いてトマト含有加工食品のトマトDNAの断片化をpolymerase chain reaction(PCR)により評価を行った。低度に加工されたトマト製品であるトマトペーストは284bp断片長までを、一方、高度に加工されたトマト製品であるケッチャップ、ソース、チリソース、ジュースは92bp断片長までを増幅した。この結果から、市販のトマト含有加工食品において標的増幅産物で最も短い92bpのプライマー対を用いた場合、PCRを使用した検出が可能であった。また、リアルタイムPCRにおいても92bpを増幅させるプライマー対及びプローブを使用すれば、全てのトマト含有加工食品において検出が可能であった。トマト含有加工食品の安全性未承認遺伝子組換えトマトを検出するためには、標的増幅産物が約90bpとなるようにプライマー対及びプローブを設計する必要性が示唆された。

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参考文献 (22)*注記

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