書誌事項
- タイトル別名
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- Effect of Phosphite Fertilizer on the Incidence of Tomato Late Blight Caused by <i>Phytophthora infestans</i>
- トマト ヤクビョウ ノ ハッセイ ニ オヨボス アリンサン ヒリョウ ノ コウカ
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説明
2009年春作~2010年春作にかけて,亜リン酸肥料 (ホスプラス: 大塚化学製,アリンサンデス2号: 日本医薬品開発研究所製) のトマト疫病に対する防除効果について試験した。トマトは品種 「桃太郎」 を使い,春秋2回露地条件下で試験した。2009年春・秋作では液体肥料を使い,500倍または1,000倍に希釈した各液肥を,肩掛け式電動小型噴霧器により疫病の初発前から1週間毎に合計4回散布 (200L/10a) し,最終散布7日後に効果を判定した。この結果,対照のマンゼブ・メタラキシル剤より防除効果は劣るものの,亜リン酸液肥散布区では41.1~76.5に及ぶ防除価を示し,効果が認められた。次いで,省力防除を目的に粉末にした肥料 (アリンサンデス2号の10%または20%含有肥料,日本医薬品開発研究所試作) を使い,苗処理による本病防除効果を調べた。粉末肥料を5gまたは10gの割合でトマト苗移植時の植穴に処理した場合, 防除効果は認められなかった。しかし,育苗時に1gまたは2gの粉末肥料を小型 (9号) ポットの園芸培土と混和して育成した苗を圃場へ移植した場合は,処理量等により効果は異なるものの,防除価で15.1~56.7の効果を示し,一定の効果が認められ有効であると考えられた。
収録刊行物
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- 関東東山病害虫研究会報
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関東東山病害虫研究会報 2011 (58), 31-34, 2011
関東東山病害虫研究会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680173681408
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- NII論文ID
- 10030163487
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- NII書誌ID
- AA11497675
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- ISSN
- 18842879
- 13471899
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- NDL書誌ID
- 023448410
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDLサーチ
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可