下顎第二大臼歯遠心部およびレトロモラーパッド前縁部付近に見られるスジの報告

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タイトル別名
  • The Anatomical Study of the Frenum Observed on the Buccal Mucosa of Mandibular Second Molar and Posterior of Retromolar pad

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説明

本論文は今まであまり注目されていない, 有歯顎では下顎第二大臼歯遠心部付近から第三大臼歯にかけて, また欠損歯列ではレトロモラーパッド前縁付近から後.方にかけて存在する「スジ」に関する臨床調査報告である.調査結果からスジの目視による11現率は有歯顎者, 無歯顎.者ともに約10%であり, その起始部は有歯顎者では下顎第二大臼歯1宝心中央より頬側2.9mm, 後方2.3mmに, 無歯顎者ではレトロモラーバッド前縁中央より頬側2.4mm, 後方1.4mmに存在することがわかった.<BR>また、スジは咀嚼運動中に頬粘膜の動きを規制して頬棚附近の頬内空間に水平的な余裕をもたせると同時に, 口腔前庭最後方部を封鎖するのに役立っていると考えられた.

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680176100352
  • NII論文ID
    130004258919
  • DOI
    10.14399/jacd1999.28.14
  • ISSN
    18848230
    13468111
  • データソース種別
    • JaLC
    • Crossref
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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