書誌事項
- タイトル別名
-
- Formation mechanism of nontectonic fault-propagation fold including echelon fold in Horomoe landslide, Hokkaido
- ガンコウシュウキョク オ トモナウ ヒコウゾウセイ ダンソウ デンパシュウキョク ノ ケイセイ キコウ
この論文をさがす
抄録
<p> 北海道目梨郡羅臼町幌萌地区で, 初生の層すべりにともない地すべり末端に発生した隆起体は, 水平な冠部とその前後にヒンジを持つ非対称箱型褶曲で, 隆起体内部に左雁行褶曲が発達する特異なものであった。地層構造の解析とバランス断面法により, 1) 隆起の形成機構, 2) 雁行褶曲形成機構, 3) 地すべり移動方向と褶曲の関係を明らかにした。この隆起体は, 流れ盤の平行層理に形成されたフラット‐ランプ構造にともなう非構造性の断層伝播褶曲である。フラット‐ランプ境界が, 同一層準を南に向かって階段状に深くなるので, 層理面の走向に平行な軸を持った雁行褶曲が形成された。これらの褶曲の構造が地すべりの移動方向を決定した。</p>
収録刊行物
-
- 日本地すべり学会誌
-
日本地すべり学会誌 54 (1), 13-20, 2017
公益社団法人 日本地すべり学会
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390282680177263872
-
- NII論文ID
- 130006894223
-
- NII書誌ID
- AA11837172
-
- ISSN
- 18820034
- 13483986
- http://id.crossref.org/issn/13483986
-
- NDL書誌ID
- 027975092
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可