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- 原 寛美
- 相澤病院 脳卒中脳神経センター リハビリテーション科
書誌事項
- タイトル別名
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- Cognitive rehabilitation of executive functioning in patients with frontal lobe brain damage
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説明
遂行機能障害とは,前頭前野の障害により,後部脳における認知機能は保たれているものの,それらを動員して課題の解決にあたることが困難な病態であると理解される。それによりプランニングの障害,戦略の適用ができない,自己制御の障害,抑制が利かない,ゴール志向的行動が困難,行動の開始が困難,さらに自己洞察ができない,という一連の行動の障害が生じる。認知リハビリテーションの理論的枠組みとして,Normann と Shallice による情報処理モデルにより,不適切なスキーマを抑制し最適なスキーマが選択される思考・行動スキーマの変更の手法が支持されている。さらに Cicerone によるsystematic review では問題解決訓練が推奨されており,同様にゴールマネジメント訓練の有用性が支持されている。
収録刊行物
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- 高次脳機能研究 (旧 失語症研究)
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高次脳機能研究 (旧 失語症研究) 32 (2), 185-193, 2012-06-30
一般社団法人 日本高次脳機能学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680181456768
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- NII論文ID
- 10031154752
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- NII書誌ID
- AA1182424X
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- ISSN
- 18806554
- 13484818
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
- OpenAIRE
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可