書誌事項
- タイトル別名
-
- Behavior of a newly introduced dandelion Taraxacum section Ruderalia population and discovery of introduced diploid plants
- シンキ ニ イニュウ サレタ セイヨウタンポポ コタイグン ノ ドウタイ ト 2バイタイ コタイ ノ ケンシュツ
この論文をさがす
説明
東京湾岸地域の造成地に1998年に人工的に播種されて成立したセイヨウタンポポ個体群を対象として、外部形態、生育密度の増減、実生の死亡・生残状況、倍数性構成を観察・測定し、移入されたばかりのセイヨウタンポタンポポ個体群の特徴を明らかにした。本個体群は、人工土壌の上で高密度の個体群を形成したが、2006年現在、個体密度が減少しつつある。現地での自然発生実生および播種実験による実生の生残調査では、実生出現期は主として初夏であるが、実生のほとんどは当年の秋までに死亡した。また秋発生実生は、1年後まで生き残るものがあったが絶対数は少なかった。本州の大都市では純粋のセイヨウタンポポが稀で多くは在来種との雑種であるのに対して、プロイディアナライザーによる痩果および生葉の核DNA量相対値測定の結果、本個体群では2006年現在、純粋のセイヨウタンポポの割合が高く。周辺からの雑種と考えられる個体の侵入は少ない。さらに、日本で初めて2倍体のセイヨウタンポポが個体数割合で約15%検出された。
収録刊行物
-
- 保全生態学研究
-
保全生態学研究 16 (1), 33-44, 2011
一般社団法人 日本生態学会
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390282680183264896
-
- NII論文ID
- 110008661336
-
- NII書誌ID
- AA11857952
-
- ISSN
- 24241431
- 13424327
-
- NDL書誌ID
- 11145282
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- NDLサーチ
- CiNii Articles
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用可