書誌事項
- タイトル別名
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- Assessment of genetic diversity using feces of the Japanese rock ptarmigan collected around Mt. Tateyama, Japan
- タテヤマ ノ ライチョウ ニ オケル フン オ モチイタ イデンテキ タヨウセイ ノ ヒョウカ
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抄録
国指定特別天然記念物であるライチョウLagopus muta japonicaの遺伝的多様性を保全するために、非侵襲的なDNA試料採取方法の確立と、その方法を用いた遺伝的多様性の評価を行った。富山県の立山周辺において、ライチョウの糞を採取し、ミトコンドリアDNA調節領域についてハプロタイプの決定を試みた。その結果、排泄直後の腸糞を用いた場合、約66%の確率でハプロタイプの決定に成功した。しかし、盲腸糞や古い腸糞においては、成功率が低下した。そして採取した102検体のうち50検体から、3種類のハプロタイプを決定した。このうち1つは、新規に発見されたハプロタイプであった。ライチョウ立山集団の遺伝的多様性は、他の山岳集団のそれと同等か、高い傾向にあることが示唆された。このことは、立山集団における生息個体数の多さを反映していると考えられる。ミスマッチ分析の結果、ライチョウ立山集団は、近い過去に集団の急速な拡大を経験していることが示唆された。この結果から、約9000-6000年前の気候温暖化によるボトルネックを受けた後に、集団が回復したことが推察される。
収録刊行物
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- 保全生態学研究
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保全生態学研究 22 (1), 219-228, 2017
一般社団法人 日本生態学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680185122944
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- NII論文ID
- 130006602699
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- NII書誌ID
- AA11857952
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- ISSN
- 24241431
- 13424327
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- NDL書誌ID
- 028315019
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用可