12月加温作型のブドウ‘マスカット・オブ・アレキサンドリア’における夏季および秋季の窒素吸収量と新梢成長,果実品質および収量との関係

書誌事項

タイトル別名
  • Effects of Nitrogen Absorbed during Summer and Autumn on Shoot Growth, Fruit Quality and Yield in 'Muscat of Alexandria' Grape under Forced Culture from December
  • 12ガツ カオンサクガタ ノ ブドウ マスカット オブ アレキサンドリア ニ オケル カキ オヨビ シュウキ ノ チッソ キュウシュウリョウ ト シンショウ セイチョウ カジツ ヒンシツ オヨビ シュウリョウ トノ カンケイ

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抄録

養液栽培したブドウ‘マスカット・オブ・アレキサンドリア’樹を用いて,12月加温作型における夏季および秋季の窒素吸収量が翌年次の新梢生育,果実品質および収量に及ぼす影響を検討した.果実を5月に収穫した後,夏季(6~7月)に3水準(窒素成分量で15 g,10 gおよび5 g・m−2)の施肥を行い,秋季(9~10月)には同量(12 g・m2)の窒素を施肥して12月14日から加温を行った.<br> 開花期までの新梢の成長は,夏季施肥窒素量15 g・m−2および10 g・m2の両処理間では大差なかったが,5 g・m2施肥区では明らかに遅れた.開花期以後の新梢成長,成熟果実の果房重,果粒重および収量における区間差は小さくなった.しかし,糖度およびpHは5 g区で明らかに劣った.<br> 新梢当たり花穂数,葉面積,果実品質,収量と夏季,秋季の窒素吸収量との関係を回帰分析で検討した.その結果,夏季および秋季の適正な窒素吸収量はともに8 g・m−2程度と考えられた.<br>

収録刊行物

  • 園芸学研究

    園芸学研究 7 (1), 75-80, 2008

    一般社団法人 園芸学会

参考文献 (7)*注記

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