メロン果実の果形と糖度に及ぼす単性花性の影響
書誌事項
- タイトル別名
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- Effect of Monoecious Trait on Fruit Shape and Total Soluble Solid Contents of Melon
- メロン カジツ ノ カケイ ト トウド ニ オヨボス タンセイ カセイ ノ エイキョウ
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抄録
単性花性のメロンは,採種コスト低減などのいくつかの利点を有する.しかし,単性花性への育種に際しては,果実の縦長化および低糖度化の懸念がある.そこで,アールス(系)の両性花性品種と単性花性系統との交雑後代,さらに遺伝的背景が近い両性花性系統と単性花性系統を用いて,果形,糖度などに及ぼす花性の影響を検討した.両性花性を示す交雑後代F2に比べ,単性花性のF2の果形は縦長化し,また,糖度は低下した.しかし,F2における個体ごとの果形や糖度の分布は幅広く,ほぼ球形の個体や糖度が高めの個体も認められた.また,単性花性遺伝子のホモ接合とヘテロ接合が表現型に及ぼす影響は,糖度ではやや認められたものの,果形や他の形質ではほとんどなかった.さらに,単性花性系統および両性花性系統の糖蓄積パターンに大きな違いはなく,単性花性系統が特に晩生化することもなかった.これらの結果から判断すると,分離集団を大きくすることにより,球形で高糖度な単性花性個体の選抜は可能であると推定された.一方,単性花性メロンは,縦長の果実となりやすいものの,その果実は大きく,果肉も肉厚であることから,業務・加工用としての利用価値は高いと考えられた.<br>
収録刊行物
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- 園芸学研究
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園芸学研究 12 (1), 15-22, 2013
一般社団法人 園芸学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680185664128
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- NII論文ID
- 130004938777
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- NII書誌ID
- AA11608561
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- ISSN
- 18803571
- 13472658
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- NDL書誌ID
- 024249504
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可