沖積土壌におけるアスパラガスの連作障害に対するアレロパシーの関与
書誌事項
- タイトル別名
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- Participation of Allelopathy in Injury due to Continuous Cropping of Asparagus (Asparagus officinalis L.) in Alluvial Soil
- チュウセキ ドジョウ ニ オケル アスパラガス ノ レンサク ショウガイ ニ タイスル アレロパシー ノ カンヨ
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抄録
アスパラガスでは改植後,新植圃場に比べて減収し,若年株から欠株が発生するなどの原因不明の生育障害が多く見受けられる.本研究では,アスパラガスの連作障害における要因の一つであると考えられるアレロパシーの関与について検討した.アスパラガスの根圏土壌では,アスパラガスおよびレタスに対して強い生育阻害活性が認められた.その活性は,根圏土壌の塩類の集積やpHの変動,無機養分の異常によるものではなかった.また,アスパラガスの茎葉の生育阻害活性を検討したところ,茎葉をそのまま土壌中にすき込んでもアスパラガスの生育阻害や減収の大きな原因にはならないと考えられた.一方,アスパラガスの貯蔵根には強い生育阻害活性が認められ,その貯蔵根から滲出するアレロパシー物質がアスパラガスの連作障害の一つの要因であると推察された.<br>
収録刊行物
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- 園芸学研究
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園芸学研究 5 (4), 431-436, 2006
一般社団法人 園芸学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680186368512
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- NII論文ID
- 110005716737
- 10019679326
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- NII書誌ID
- AA11608561
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- ISSN
- 18803571
- 13472658
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- NDL書誌ID
- 8587648
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- NDL
- Crossref
- NDL-Digital
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可