ネギの定植時の剪葉と剪根が生育,窒素吸収量,収穫時期および収量に及ぼす影響

書誌事項

タイトル別名
  • Effects of Leaf- and Root-pruning Treatment at Planting Time on Plant Growth, Nitrogen Uptake, Harvest Time, and Yield in Japanese Bunching Onion (<i>Allium fistulosum</i> L.)
  • ネギ ノ テイショクジ ノ センヨウ ト センコン ガ セイイク,チッソ キュウシュウリョウ,シュウカク ジキ オヨビ シュウリョウ ニ オヨボス エイキョウ

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抄録

ネギの定植時の剪葉と剪根が地上部と根の生育,窒素吸収量,収穫時期および収量に及ぼす影響をセル成型苗で検討した.剪葉すると地上部の生葉数および葉鞘径の増加は8月20日まで抑制されたが,根の生育は,根数の増加と根の肥大が一時的に抑制されたものの,7月19日には無処理と同程度まで追いついた.一方,剪根すると地上部では出葉数,草丈,生葉数,地上部重および葉鞘径の増加が8月20日まで抑制されるとともに,根数の増加と根の肥大も8月20日まで著しく抑制された.窒素吸収量は,剪葉より剪根した区で少なかった.各処理区とも,7月19日には,軟白長は出荷基準に達したが,目標収量である300 kg・a−1に達したのは無処理区で7月19日と早く,次いで剪葉区で8月5日,剪根区と剪葉 + 剪根区では8月20日まで遅れた.

収録刊行物

  • 園芸学研究

    園芸学研究 15 (1), 11-17, 2016

    一般社団法人 園芸学会

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