各種カンキツにおける果汁中アスコルビン酸含量および抗酸化能

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書誌事項

タイトル別名
  • Ascorbic Acid Content and Antioxidant Activity of Juice in Various Citrus Accessions
  • カクシュ カンキツ ニオケル カジュウ チュウ アスコルビンサン ガンリョウ オヨビ コウサンカ ノウ

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説明

カンキツにおける果汁中のアスコルビン酸含量およびDPPHラジカル消去能の種・品種間差異について検討した.2006年度においては41種・品種を供試した.アスコルビン酸含量の最高値は‘天草’の50.0 mg・100 mL−1,最低値はシークーの8.2 mg・100 mL1であった.平均値は26.6 mg・100 mL1であった.DPPHラジカル消去能も‘天草’で最も高く(3.49 nmol-1 μLあたりTrolox相当量),シークーで最も低かった(0.64 nmol).平均値は1.96 nmolであった.アスコルビン酸含量とDPPHラジカル消去能との間には1%水準で有意な高い相関関係が認められた(r = 0.859).2006年度と2007年度の両年度にわたって供試した13種・品種において,アスコルビン酸含量の両年度間の相関係数は1%水準で有意なr = 0.843で,DPPHラジカル消去能においても,両年度間の相関係数は1%水準で有意なr = 0.951であった.2007年度において,1月のアスコルビン酸含量が10月よりも増加したものが6種・品種,減少したものが3種・品種であった.ケラジミカンの増加および‘ノバ’と桜島コミカンの減少は大きかった.DPPHラジカル消去能は,10月に比べて1月の測定値が上昇したものが8種・品種で,全体に上昇傾向にあった.特に,ケラジミカンおよび‘不知火’においては,上昇が著しかった.<br>

収録刊行物

  • 園芸学研究

    園芸学研究 8 (3), 273-279, 2009

    一般社団法人 園芸学会

被引用文献 (3)*注記

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参考文献 (22)*注記

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