カブの花房形成に及ぼす24時間の日長処理期間とジベレリンあるいはウニコナゾール施与の影響

書誌事項

タイトル別名
  • Effects of the Duration of 24-hr Photoperiodic Treatment and Gibberellin or Uniconazole Application on Inflorescence Formation in Turnip Plants
  • カブ ノ ハナブサ ケイセイ ニ オヨボス 24ジカン ノ ニッチョウ ショリ キカン ト ジベレリン アルイワ ウニコナゾール セヨ ノ エイキョウ

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説明

カブ‘ひかり’の花房形成に及ぼす24時間の日長処理期間の影響について調査するとともに,ジベレリンあるいはウニコナゾール施与の影響について調査し,長日によるカブの花房形成に対するジベレリンの作用について花成強度(斎藤・斎藤,2001)を求めて検討した.<br> 24時間の日長処理を0, 10, 20, 30, 40および75日間行った結果,頂花房の形成株率は処理期間の長くなるにつれて順次高くなり,側花房の形成節数は多くなり,花成強度も処理期間の長くなるにつれて高くなった.24時間日長による花成誘導の作用は徐々に累積され,低温に比べて小さいものと考えられた.ジベレリン施与によって,頂花房の形成は全株で認められ,頂花房までの節数は減少し,側花房の形成節数は増加した.花成強度はジベレリン施与によって高くなり,花房形成が助長された.一方,ウニコナゾール施与によって,花房の形成は著しく抑制され,花成強度は著しく低下した.ジベレリンは長日による花房形成の助長作用を代替するが,その助長作用は低温に比べて小さく,あまり大きくないものと考えられた.<br>

収録刊行物

  • 園芸学研究

    園芸学研究 3 (1), 79-83, 2004

    一般社団法人 園芸学会

被引用文献 (3)*注記

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参考文献 (22)*注記

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