極性有機化合物集積サンプラー (POCIS) による大阪府内の石川における河川水中農薬の検出特性の評価

  • 矢吹 芳教
    地方独立行政法人大阪府立環境農林水産総合研究所 大阪府立大学大学院生命環境科学研究科
  • 小野 純子
    地方独立行政法人大阪府立環境農林水産総合研究所
  • 永井 孝志
    国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構農業環境変動研究センター
  • 稲生 圭哉
    国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構農業環境変動研究センター
  • 谷森 紳治
    大阪府立大学大学院生命環境科学研究科

書誌事項

タイトル別名
  • Determining the suitability of a polar organic chemical integrated sampler (POCIS) for the detection of pesticide residue in the Ishikawa River and its tributary in Osaka, Japan

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抄録

<p>グラブサンプリング法(GS法)と極性有機化合物集積サンプラー(POCIS)を用いたパッシブサンプリング法(PS法)により,日本の河川における農薬濃度のモニタリングを実施した.その結果,GS法では延べ84種の農薬が検出され,PS法では延べ98種が検出された.GS法によって検出されたすべての農薬は,定量下限値未満でピークが見られた1農薬を除いてPS法によって検出できた.さらに,PS法では,GS法によって検出されなかった農薬が述べ15種検出された.調査期間中にPS法とGS法の両方によって検出された農薬の平均濃度を比較した結果,おおむね1: 1の関係が得られた.殺虫剤のように濃度に経時変化の大きい成分もあったが,2つの方法で得られた農薬の平均濃度は調査期間中でほぼ同じ値を示した.</p>

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