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- 片木 敏行
- 住友化学株式会社生物環境科学研究所
書誌事項
- タイトル別名
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- Pesticide behavior in modified water-sediment systems
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抄録
<p>圃場近傍水系における農薬の生態影響評価の為,暗条件下における室内水-底質系での標準試験が農薬挙動の基礎情報として活用されている.水,底質における農薬の半減期は環境濃度予測の重要なパラメータであり,代謝情報は代謝物の予期せぬ影響を見過ごさない為の一助となるが,太陽光や水生植物といった環境要素抜きでは保守的な影響評価となる恐れがある.本総説では既存試験法における農薬挙動に影響する因子について述べた上で光照射や水—底質系に導入した水生植物の影響について考察した.温度並びに水—底質比の影響については更なる検討が必要であり,光照射下では光分解や光栄養性の微生物による代謝の影響を受けることが分かった.また水生植物は農薬の吸着や代謝分解に寄与することがわかった.</p>
収録刊行物
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- 日本農薬学会誌(Journal of Pesticide Science)
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日本農薬学会誌(Journal of Pesticide Science) 41 (4), 121-132, 2016
日本農薬学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680187754112
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- NII論文ID
- 130005285065
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- NII書誌ID
- AA11818622
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- ISSN
- 13490923
- 03851559
- 1348589X
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- NDL書誌ID
- 027742295
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- 本文言語コード
- en
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可