雨よけホウレンソウに適した土壌窒素供給量の評価法と適正施肥の提案
書誌事項
- タイトル別名
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- Evaluation of Nitrogen Availability Based on the Amount of Extractable Soil Organic Nitrogen and Suggestion for the Proper Fertilization in Rain Shelter-grown Spinach
- アマヨケ ホウレンソウ ニ テキシタ ドジョウ チッソ キョウキュウリョウ ノ ヒョウカホウ ト テキセイ セヒ ノ テイアン
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抄録
岩手県の黒ボク土地帯でのホウレンソウ栽培土壌における可給態窒素量の推定法として0.4 M硫酸抽出法を採用し,抽出液の280 nmにおける吸光度と抽出窒素量との関係を検証したところ,両者には極めて高い正の相関が認められた.この結果に基づき,土壌の0.4 M硫酸抽出液における吸光度(280 nm)から求めた有機態窒素推定量を算出し,無肥料で栽培したホウレンソウ(年3作)の窒素吸収量との関係を検討した.その結果,土壌の有機態窒素推定量の増加に伴ってホウレンソウの窒素吸収量も増加する傾向が認められたが,土壌の有機態窒素推定量が540 mg・kg−1以上の圃場では,ホウレンソウの窒素吸収効率は低下する傾向が認められた.0.4 M硫酸抽出有機態窒素推定量が異なる圃場で化学肥料および堆肥を施用してホウレンソウを年間3作した場合,堆肥の施用により増収となり,硝酸濃度を低減する効果も認められた.一方,堆肥の施用によりホウレンソウ中の硝酸濃度は化学肥料区よりも低くはなるものの,0.4 M硫酸抽出有機態窒素推定量が540 mg・kg−1以上の圃場では3,000 mg・kg−1を超える値となった.化学肥料および堆肥の施用量を判断する簡易な方法として0.4 M硫酸によって抽出される土壌有機態窒素量を280 nmの吸光度によって測定する方法が有効であると考えられた.<br>
収録刊行物
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- 園芸学研究
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園芸学研究 9 (3), 311-317, 2010
一般社団法人 園芸学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680187844992
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- NII論文ID
- 130004476550
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- NII書誌ID
- AA11608561
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- ISSN
- 18803571
- 13472658
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- NDL書誌ID
- 10776389
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可