わい性台木を用いたリンゴ1年生苗木における掘り上げ前の摘葉処理の時期が苗木の耐凍性とデンプン含量ならびに定植後の生育に及ぼす影響

書誌事項

タイトル別名
  • Freezing Tolerance, Starch Content and Growth after Replanting of 1-year-old Apple Nursery Trees on Dwarfing Rootstock Affected by Hand-Defoliation Date before Digging
  • ワイセイ ダイギ オ モチイタ リンゴ 1ネンセイ ナエギ ニ オケル ホリアゲ マエ ノ テキヨウ ショリ ノ ジキ ガ ナエギ ノ タイトウセイ ト デンプン ガンリョウ ナラビニ テイショクゴ ノ セイイク ニ オヨボス エイキョウ

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抄録

リンゴ1年生わい性台木苗木における,掘り上げ前の摘葉処理時期が,貯蔵後の苗木の耐凍性,定植後の生育およびデンプン含量に及ぼす影響について検討した.その結果,摘葉処理時期が早いほど,耐凍性が低いことが明らかとなった.また,摘葉処理時期が最も早い条件(10月15日摘葉)においては,翌年の定植後の苗木生育が極度に劣り,発芽,展葉したものの途中で枯死する苗木が40%認められた.さらに,慣行的に行われている時期(11月14日)の摘葉処理であっても,最晩期(12月3日)の摘葉処理に比べるとデンプン含量が低下し,苗木の耐凍性が弱まることが認められた.したがって,耐凍性の向上およびデンプン含量の増加を考慮した場合,なるべく遅い時期の摘葉処理が望ましいと考えられた.<br>

収録刊行物

  • 園芸学研究

    園芸学研究 6 (3), 361-366, 2007

    一般社団法人 園芸学会

被引用文献 (2)*注記

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参考文献 (20)*注記

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