栽培時期の異なるグロリオサの塊茎肥大ならびに休眠様相

書誌事項

タイトル別名
  • Development and Dormancy of Tuber of Gloriosa superba L. Grown in Different Season
  • サイバイ ジキ ノ コトナル グロリオサ ノ カイケイ ヒダイ ナラビニ キュウミン ヨウソウ

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抄録

周年生産されているグロリオサの塊茎肥大と休眠の様相を把握するため,12月2日,4月3日,7月3日にそれぞれ‘ミサトレッド’,‘トロピカルレッド’および‘ローズクイーン’を定植し,新塊茎の肥大と休眠の推移を調査した.その結果,新塊茎は7月に定植して栽培した場合に最も短期間で肥大し,12月に定植して栽培した場合には肥大が緩慢であった.しかし,4月や7月に定植した場合には二次肥大塊茎が生じ,特に‘トロピカルレッド’や‘ローズクイーン’で多かった.新塊茎の休眠は,12月に定植した場合には品種にかかわらず,定植後徐々に休眠が深まり,開花期前後に最も深くなった後,再び浅くなった.しかし,4月や7月に定植した場合には,‘トロピカルレッド’では開花期頃に深くなった休眠が時間の経過とともにさらに深くなり,‘ローズクイーン’では開花期頃に深くなった休眠がその後の立毛中により深くなったり,浅くなったりと一定の傾向を示さなかった.<br>

収録刊行物

  • 園芸学研究

    園芸学研究 6 (3), 417-423, 2007

    一般社団法人 園芸学会

参考文献 (15)*注記

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