自己決定理論における動機づけ概念間の関連性  ‐‐メタ分析による相関係数の統合

  • 岡田 涼
    日本学術振興会 名古屋大学大学院教育発達科学研究科

書誌事項

タイトル別名
  • Relations among Motivations in Self-Determination Theory: A Meta-Analysis
  • 自己決定理論における動機づけ概念間の関連性--メタ分析による相関係数の統合
  • ジコ ケッテイ リロン ニ オケル ドウキズケ ガイネン カン ノ カンレンセイ メタ ブンセキ ニ ヨル ソウカン ケイスウ ノ トウゴウ
  • ――メタ分析による相関係数の統合

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説明

自己決定理論(Deci & Ryan, 2000)では,さまざまな領域における動機づけをとらえる包括的な理論的枠組みを提供している。本研究では,メタ分析によって,自己決定理論における動機づけ概念間の相関係数の程度を特定し,動機づけ概念の背後にある次元を探ることを目的とした。レビューの結果,87論文115の相関行列を収集した。収集された相関行列から母相関係数を推定したところ,隣り合う動機づけ間の相関係数は,自己決定的なほうに進むにつれて大きくなる傾向がみられた。動機づけの次元について,自己決定性と統制的動機づけの2次元が見いだされた。動機づけ尺度の妥当性および動機づけの指標について論じた。

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参考文献 (26)*注記

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