対人的文脈における防衛的悲観主義の役割

書誌事項

タイトル別名
  • The Role of Defensive Pessimism in Interpersonal Communication Involving Behavioral Intentions with Others
  • 対人的文脈における防衛的悲観主義の役割 : 初対面の複数の他者への行動意図に着目して
  • タイジンテキ ブンミャク ニ オケル ボウエイテキ ヒカン シュギ ノ ヤクワリ : ショタイメン ノ フクスウ ノ タシャ エ ノ コウドウ イト ニ チャクモク シテ
  • ——初対面の複数の他者への行動意図に着目して

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抄録

先行研究では防衛的悲観主義(Defensive Pessimism: 以下DP)が,課題関連場面で高いパフォーマンスを示すために有効な認知的方略であることが示されている。しかし,DPが同様に対人関連場面において有効な方略となるかどうかは定かではない。そこで本研究では,DPが初対面の他者との相互作用場面における行動意図をどのように規定するか明らかにすることを目的に,女子短期大学生(N=202)を対象とする場面想定法を用いた質問紙実験を実施した。DP傾向が複数の他者との会話場面における状態不安や行動意図に及ぼす影響について検討した結果,DP傾向は状態不安と正の関連を持つと同時に,相手の反応に合わせるような行動意図や相手の意見を尊重するような行動意図と正の関連を持つことが示された。

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参考文献 (12)*注記

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