メタボリックシンドローム該当者ならびに予備群における明日葉の有効性と安全性?パイロット研究

書誌事項

タイトル別名
  • Efficacy and Safety of<i> Ashitaba</i> (<i>Angelica keiskei</i>) on the Patients and Candidates with Metabolic Syndrome: A Pilot Study
  • Efficacy and Safety of Ashitaba (Angelica keiskei) on the Patients and Candidates with Metabolic Syndrome : A Pilot Study

この論文をさがす

抄録

明日葉は日本特有の伝統的な野菜であり,ビタミン類や食物繊維,ポリフェノールを多く含む.われわれは、これまでに明日葉に特徴的に含まれるポリフェノールの一種,明日葉カルコンに注目して抗糖尿病作用などを明らかにしてきた.今回,メタボリックシンドローム該当者ならびに予備群に対する有効性や安全性をパイロット試験により評価した.9 名の被験者に 8 週間,明日葉粉末青汁を 1 日あたり 6.2 g(明日葉カルコンとして 12.3 mg)を摂取してもらい,腹部脂肪面積の測定,身体測定,血液検査,尿検査を行った.その結果,内臓脂肪面積,体重,BMI および体脂肪率において統計学的に有意な減少を認めた.また,血液検査,尿検査においては臨床上問題となる症状は認められず,有害事象も認められなかった.以上の結果から,明日葉はメタボリックシンドロームの予防に有効な,安全な食品であることが示唆された.<br>

収録刊行物

参考文献 (27)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ