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- 大久保 直美
- 農業・食品産業技術総合研究機構 花き研究所 花き品質解析研究チーム
書誌事項
- タイトル別名
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- Inhibition of strong scent of <i>Lilium </i>‘Casa Blanca’
- ユリ カサブランカ ノ ツヨイ カオリ ノ ヨクセイ
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説明
強い芳香を持つユリは,狭い空間に置くとにおいが充満するため,不快に感じられることがある.強い香りを持つ花の利用を広げるため,ユリ「カサブランカ」を用いて花の香りの抑制方法を検討した.<BR>「カサブランカ」の香気成分を分析した結果,不快臭を有する成分は芳香族化合物と考えられたことから,香気成分生成抑制剤としてフェニルアラニンアンモニアリアーゼ(PAL : phenylalanine ammonia-lyase)阻害剤を選択した. PAL阻害剤処理区において,香気成分量はコントロールの10〜20%程度となった.官能的にも,PAL阻害剤処理を行ったユリの香りは,無処理区に比べ弱まった.以上のことからPAL阻害剤は,「カサブランカ」の香りの抑制に利用できると考えられる.
収録刊行物
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- におい・かおり環境学会誌
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におい・かおり環境学会誌 42 (2), 102-106, 2011
公益社団法人におい・かおり環境協会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680196321664
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- NII論文ID
- 130005142265
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- NII書誌ID
- AA11827805
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- ISSN
- 13497847
- 13482904
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- NDL書誌ID
- 11062353
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDLサーチ
- Crossref
- CiNii Articles
- OpenAIRE
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可