生物脱臭装置を用いた塗料排気に含まれる混合VOCの処理

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  • Treatment of VOC Components Mixture from Paint Exhaust by Biofiltration System
  • セイブツ ダッシュウ ソウチ オ モチイタ トリョウ ハイキ ニ フクマレル コンゴウ VOC ノ ショリ

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抄録

VOCの排出規制が施行され,VOC削減対策として処理装置のさらなる普及が期待されている.本研究ではVOC発生源として自動車塗装工場を取り上げ,流路可変機構を有する4塔直列の生物脱臭装置(Switch-Feed Multi-Column Biofiltration, SFMC)を用いて6種VOC混合ガスの処理特性を検討した.VOC除去を一次反応とした速度係数(kd)は,酢酸3-メトキシブチル,酢酸ブチル,メチルエチルケトン(MEK),エチルベンゼン,トルエン,キシレンの順に大きく,親水性VOCと疎水性VOCの差違が明らかであった.担体の乾燥による親水性VOC除去の低下が顕著であり,乾燥傾向にある入口側の担体含水率を維持する必要が指摘された.また高負荷運転で生じた担体目詰まりと圧力損失の増大は,酸化剤洗浄により低減することができた.

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