胸部X線画像との画像融合を用いたMIBG心筋シンチグラムにおける心臓縦隔比測定ソフトウェア開発の現状

DOI
  • 小保田 智彦
    岐阜大学大学院医学系研究科再生医科学専攻知能イメージ情報分野
  • 原 武史
    岐阜大学大学院医学系研究科再生医科学専攻知能イメージ情報分野
  • 福岡 大輔
    岐阜大学教育学部技術教育講座
  • 三木 一孝
    朝日大学歯学部附属村上記念病院放射線室
  • 石原 匡彦
    岐阜大学医学部附属病院放射線部
  • 多湖 博史
    岐阜赤十字病院放射線科部
  • 安部 美輝
    焼津市立総合病院核医学科
  • 片渕 哲朗
    岐阜医療科学大学保健科学部放射線技術学科
  • 藤田 広志
    岐阜大学大学院医学系研究科再生医科学専攻知能イメージ情報分野

書誌事項

タイトル別名
  • Current Status of Software Development for Measuring Heart-to-mediastinum Ratio in <sup>123</sup>I-MIBG Myocardial Scintigrams Using Chest X-ray Images with the Aid of Image Fusion Methods

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抄録

<p>123I Meta-iodobenzylguanidine (MIBG) 心筋シンチグラムに関する解析ソフトウェアは、検査結果の定量性を高めるために非常に重要である。われわれは、再現性よく心臓縦隔比を計測する技術開発を進めてきた。心集積が低い症例では、心筋領域の形状設定において、測定者ごとの違いが大きいと予想されることから、われわれは胸部X線画像を参考に心筋領域を定め、シンチグラムに重ね合わせて測定する手法を着想し、その基盤技術の開発を行ってきた。それら技術の臨床利用を想定した実用化研究として、ユーザインターフェースを付加したプロトタイプソフトウェアを作成した。そのソフトウェアの動作と計測例の結果を、2016年日本心臓核医学会学術大会の研究発表において発表した。そして、今後のソフトウェア開発の展望を明らかにした。本総説論文においては、本ソフトウェアで用いられる要素技術の概要と今後の開発予定を解説する。</p>

収録刊行物

  • 心臓核医学

    心臓核医学 19 (1), 27-32, 2017

    日本心臓核医学会

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