天疱瘡および類天疱瘡14例の臨床的検討
書誌事項
- タイトル別名
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- Clinical Study on 14 Cases of Pemphigus and Pemphigoid
説明
1981年から1994年までに当科を受診した天疱瘡, 類天疱瘡患者14症例について臨床的検討を行った。1) 患者は, 天疱瘡患者9症例, 類天疱瘡患者5症で, それぞれすべてが尋常性天疱瘡, 粘膜類天疱瘡であった。男女比は両疾患とも女性に多かった。平均年齢は天疱瘡で56.8歳, 類天疱瘡では57.4歳であった。2) 罹患部位は, 尋常性天疱瘡では頬粘膜に多く, 粘膜類天疱瘡では歯肉・歯槽粘膜に多かった。口腔外の病変は天疱瘡では5症例に, 類天疱瘡では1症例にみられた。3) 初診時の治療内容は, ステロイド剤含有軟膏をすべての症例に使用した。症状が重篤な3症例には, ステロイド剤の全身投与を行った。確定診断後にはほとんどの症例にステロイド剤が全身的に投与された。経過は良好で, 現在ほとんどの症例が局所療法にて制御されている。
収録刊行物
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- 日本口腔粘膜学会雑誌
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日本口腔粘膜学会雑誌 2 (1), 54-59, 1996
日本口腔内科学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680198996480
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- NII論文ID
- 130003673708
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- ISSN
- 18841473
- 13417983
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
- OpenAIRE
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可