大規模有限要素解析におけるグリッドコンピューティングのための耐障害性の適用

  • 大浜 拓也
    学生会員関西大学大学院総合情報学研究科
  • 竹原 和夫
    正会員博 (工) JIP テクノサイエンス (株) 東京テクノセンタ解析技術部
  • 三上 市藏
    フェロー工博関西大学工学部都市環境工学科教授

書誌事項

タイトル別名
  • The Application of Fault-Tolerance to Grid Computing in Finite Element Analysis
  • ダイキボ ユウゲン ヨウソ カイセキ ニ オケル グリッド コンピューティング ノ タメノ タイショウガイセイ ノ テキヨウ

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説明

グリッドコンピューティングは地理的に分散した計算資源をネットワークを介して利用することで大規模な処理能力を実現するための技術である. 一方でグリッドコンピューティングはネットワークに接続して演算処理を行うため, 計算ノードの故障やネットワークの停止などによる障害性を抱えている. 著者らは既にグリッドコンピューティング環境で利用できる有限要素法による並列プログラムを開発してきているが, 本研究ではこのアルゴリズムを修正し, さらにグリッドコンピューティングの障害性に対応する手法を考案し, そのプログラムの妥当性と全体の解析時間への影響について検討した. その結果, 計算途中から計算ノード数を変更可能であることから, グリッドコンピューティングにおける大規模有限要素解析において, 計算ノードに起こりうる障害に対応可能であることがわかった.

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